壁紙の色と柄の流行ヒストリー

服装のデザインにも流行り廃りがあるように、壁紙にもその時代、時代に流行りの色や柄があります。

1990年代のリビングや寝室の壁紙は「織物調」「石目調」のホワイト系・アイボリー系壁紙を張るのが主流でした。

そこで、少しでもリビングなどを豪華に見せたいと分譲会社・建設会社などが採用したのが「トリム壁紙」を壁の腰位置に張って壁の上下で壁紙を変えたり、アクセントボーダーとして採用するケースが増えました。

サンゲツのRE52000(サンゲツカタログより)

また、1990年代はコンクリート打ちっぱなしのマンションや戸建てが増えた影響で「コンクリート調壁紙」もかなり流行りました。

1990年代に張られたコンクリート調壁紙(現物)

コンクリート調の壁紙は現在でも多くの種類があり、アクセントクロスのようなワンポイントに使われるケースが多くあります。

2010年代にはストライプ柄や木目調の壁紙を縦張りではなく横張りで張る施工方法が流行っていました。

この横張り施工は現在でも行われていますので、壁紙の柄などによっては提案させていただいております。

2010年代後半には北米系カラーとして今でも人気の高いブルー・グレー系壁紙が多く張られるようになりました。

ブルー・グレー系壁紙(弊社施工例)

弊社でもアクセントクロスとして多くのお住まいを張替えをさせていただいております。
2020年以降ではカラーはグレー系、デザインでは一見するとエコカラットのようなタイル調の壁紙も多くなってます。

大判タイル調の壁紙(弊社施工例)

また、弊社ではこの頃からキッチン天井を下がり天井風のデザインにして、木目調の壁紙に張り替えるというご依頼が多くなりました。

下がり天井風に張り替えたキッチン(弊社施工例)

最近はカラーとしてはグレーとベージュの中間色になるグレージュ系に人気がありますが、コンクリート調、タイル調などお部屋の雰囲気に合ったデザインや色が選ばれています。

グレージュ系壁紙(弊社施工例)

グレージュ系色壁紙のデザインにも種類があり、塗り壁調やコンクリート調などがありますのでお気軽にご相談下さい。